夏の賞与、2年連続マイナス、前年比1.4%減

人事ニュース

10月31日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。

 

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夏の賞与、2年連続マイナス 前年比1.4%減

 

 

厚生労働省が31日発表した毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、6~8月に支払った賞与(夏のボーナス)は1人当たり35万8368円と、前年に比べ1.4%減少した。

前年を下回るのは2年連続で、支給額は統計が現在の形になった1990年以降で最低の水準だった。

東日本大震災やタイの洪水、円高などで前期の業績が振るわなかった企業が多く、製造業が3.1%減少した。

建設業は12.5%減。

半面、卸売業・小売業は5.3%増、医療・福祉は3.1%増だった。

 

同時に発表した9月の現金給与総額は前年同月比横ばいの26万6196円だった。

ボーナスなどの「特別に支払われた給与」が7.0%増えた一方、残業代などの所定外給与が0.8%減と13カ月ぶりにマイナスへ転じたことが響いた。

 

製造業の所定外労働時間は4.2%減の14.4時間と2カ月連続のマイナス。

季節調整値でみても前月比2.4%減少した。 

 

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全体的に給与が上がりにくくなっている昨今、賞与も振るわなかったようです。

とは言え、今回は震災の影響もあるようですが。

 

高度経済成長期の頃の給与上昇率は、もはや期待できません。

現状維持も、中々難しくなってくるかもしれませんよね。

 

上記にもしましたが、平均年間給与も下降しているようです。

禁欲や物欲が中心である勤労意欲も、もはや限界に近くなってきているのかもしれませんよね。

サラリーマンやOLでは厳しいでしょうから、起業するか海外にて勝負する事しか難しいかもしれません。

 

雇用されていながらも、満足できる給与を稼ぐ事ができる方。

今まで以上に、絞られてくるでしょうね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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