PLMのグローバル人材育成、青山学院大学

人事ニュース

7月6日 日刊工業新聞Newsウェーブ21からの抜粋+一部編集です。

 

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青山学院大、PLMのグローバル人材育成-社会人向け教材開発

 

 

青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センターは、国際的な製品ライフ・サイクル・マネジメント(PLM)のリーダーとなる

「グローバルPLM戦略人材」

育成に乗り出す。

 

製品の企画、生産、ユーザーサポートなど全過程を管理するPLMでは、発展途上国など現地に合った機能やサービス、調達が重要になってくる。

国内向け高品質戦略とは異なる先進事例などを活用した教育プログラムを、社会人向けに整備する。

 

これに先立ち13日に東京・渋谷の同センターでオープンフォーラムを開く。

グローバルPLMは製品の企画、設計、調達、製造、流通、販売、プロモーション、サービスなどを、ITシステムで一体管理する手法だ。

 

今回の活動は、世界市場を見据えた事業の組み合わせ戦略、新興市場対象のモノづくり、共通部品を設定する製品プラットフォーム化などの事例紹介・研究が中心となる。

 

例えば日本はモノづくりの高度な独自技術にこだわりがあるが、韓国企業は得意な調達や組み合わせの工夫で現地化製品のニーズを満たしているという。

また、同業種でも企業によって戦略の違いがある。

 

青山学院大は経営学部の授業などでこれらの一部を取り上げてきたが、今後は社会人向けの教材を開発し展開する。

そのため東京大学、早稲田大学、山形大学の経営系教員や、PLMの先進ソフトウエアベンダーなど企業が参加して、交流・議論する場を構築する。

 

2012年度は試行で産学の研究会立ち上げ、ビジネス人材養成企業との連携、13年度からの育成プログラム本格化を検討している。

今回、企業7社が出展するオープンフォーラムは、半年に一度、開催する計画だ。

 

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今回は青山学院大学のケースですが、大学側の教育に対する意識が変わってきているようです。

何度か記事にしていますが、現在「Global 30」というプロジェクトが進行中。

外国人留学生の受け入れを拡充したり、外国人教員を増やしたりなど、グローバル化に対する対策を講じている大学も少なくありません。

 

実際、昨年私が上智大学で受けた「グローバルリーダーシップ論」。

これも、グローバル化に対応しようとしたうちの一つかもしれません。

上智大学のご出身であり、とある元上場企業の社長が立ち上げた講座です。

今は3期目の代であり、私は1期生であり2期生にあたります。

 

オープンカレッジもそうでしょうが、大学側がグローバル人材を育てる為に動き出しているのは事実なのです。

 

上智大学や青山学院だけではなく、他の大学も動いているのではないでしょうか。

恐らく、私が知らないだけだと思います。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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