「従業員の採用・育成が課題」4割-大同生命が経営者アンケート

人事ニュース

7月5日 日刊工業新聞Newsウェーブ21からの抜粋+一部編集です。

 

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「従業員の採用・育成が課題」4割-大同生命が経営者アンケート

 

 

「従業員の採用・育成が経営上の課題」とする経営者が4割を上回ったことが、大同生命保険がまとめた「経営者1万人アンケート」調査結果で明らかになった。

社長の意識が目先の課題から中長期的な課題へと向き始めたことがうかがえる。

 

一方で、経営上の課題として、

「売上拡大」(66・3%)、

「コスト削減」(42・6%)

の収益拡大に直結するテーマが上位にランクインしており、永遠の課題となっている。

 

同調査によると、自社の強みについて、

「お客様ニーズへの対応力」(45・8%)、

「技術力」(41・7%)、

「商品・サービスの品質」(32・7%)

が上位を占めた。

 

4位は

「独自性」(28・1%)

となっており、現在の収益状況が良いと回答した好業績企業に絞れば、その値は36・3%と、全体を8・2ポイント上回った。

 

これまでに実施した売上拡大策は、

「営業力の強化」が52・9%でトップで、

「販路拡大(国内)」(34・2%)、

「優秀な人材の確保」(31・8%)

と続く。

 

一方で、「独自性」を強みとする企業のみで見ると、「営業力の強化」の次に挙げられたのは、「商品力の強化」だった。

 

また、創業50年以上の企業や3代目以降の社長など、長く続いている企業でも「商品力の強化」に積極的に取り組んでいる姿が明らかになった。

 

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売上拡大を問題視するのは勿論の事ですが、人材の育成・採用に対する意識が上がっているようです。

 

もっとも、商品力や営業力を上げようとするならば、「ヒト」は欠かせません。

その為には、優秀な人材を求めたり育てようとするのは必然かもしれません。

企業の状況により、育成している時間が無い…とうのもあるかと思います。

創業期~拡大期には、特にそうですよね。

 

ただ、一定の規模になった際には、やはり育成にも目を向けなければならないと思っています。

あくまでも採用にこだわるのであれば、外国人・高齢者・女性の活用を増やすべきですよね。

そうなると必然的に、異文化コミュニケーションの問題や、高齢者・女性の働きやすい環境づくりがポイントになってきます。

 

いずれにせよ、企業の中で「ヒト」はとても重要な経営資源なのですよね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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