【人事適性検査 人事の歴史8】

人事適性検査

【人事適性検査 人事の歴史8】

 

RAYEREDは、人事適性検査のご紹介を中心に業務を行っております。

今でこそ、人事適性検査というのはたくさん世に出回っております。

その数、少なくとも80種類以上。

内容も様々で、目的に応じて使い分けるべきですよね。

 

そこで現在、人事適性検査を知る為にも、人事の歴史を振り返っております。

社会の変化、人事の変化が、人事適性検査の変化に繋がってくるのですよね。

 

社会が変れば組織も変わり、制度も変わり、求められる人材も変わってきます。

人事の歴史を紐解く事で、未来予測もしやすくなります。

「人事」の業界においても、先人の教えを学ぶ事、歴史を学ぶ事は大事だと思います。

 

【日本の経営 著者:ジェームス・C・アベグレン】

 

【ジェームス・C・アベグレン著 日本の経営】

 

【ジェームス・C・アベグレン著 日本の経営】

 

第1章 アジアの工業―日本事例

第2章 決定的な違い―終身の雇用

第3章 人材の採用

第4章 報酬と報奨の制度

第5章 職階、昇進、公式の組織

第6章 従業員の生活に占める企業の地位

第7章 日本企業の生産性

第8章 日本産業の継続性と変化

 

「第8章 日本産業の継続性と変化」のまとめです。

 

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・工業化が成功し、定着するのは、工業化以前の社会制度の継続性を維持する形で、その社会で基本になっている人間関係のパターンに基づき、そこから派生する形で変化が起きる時

 

・合理化と非人格化は、工業化に”必ずしも”必要不可欠であるとは言えない

 

・組織を混乱させない分野であれば、欧米の方法を取り入れる事が、解決策になる事も十分あり得る

 

・インドにも日本と似たように、社会の中に新しい要素を選択的に取り入れるすばらしい能力があるとされる

 

・産業革命には、生産技術の革命に劣らず、社会制度の改革も必要である

 

・日本の工業化の特徴

①変化が選択的に起こっている

②社会制度の基礎を変えない形で変化が起きている

 

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などです。

 

現代社会も、変化の多い時代です。

過去の日本企業が歩んできた歴史と言うのは、今後の日本企業の方向性を決める上でも、参考になるのではないでしょうか。

 

歴史は繰り返すと言いますが、日本がいかにして工業化をしてきたこと。

そして、それに合わせてどう人事業界が変わってきたのかを知る事は、とても重要なことのように思います。

 

次回以降は、2冊目をご紹介していきたいと思います。

「新・日本の歴史 著書:ジェームス・C・アベグレン」

引き続き、宜しくお願い致します。」

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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