女性幹部登用、小売大手で広がる…イオンやセブン&アイ

人事ニュース

5月16日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。

 

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女性幹部登用、小売大手で広がる イオンやセブン&アイ

 

 

大手小売業で女性管理職を増やす動きが広がっている。

イオングループは16日、部課長や店長など管理職に占める女性の比率を現在の約1割から、2020年をめどに5割にする方針を明らかにした。

セブン&アイ・ホールディングスも女性を役員に積極登用する。

 

イオンは幅広い人材を活用する取り組み「ダイバーシティー」に詳しい内永ゆか子氏(ベネッセホールディングス副社長)を社外取締役に選任した。

近く「ダイバーシティ推進室」を設け、今後3年程度の女性活用プランを来年5月までにまとめる。

自社のショッピングセンターに託児所を設けることなどを検討する。

 

同社は新卒で入社する社員の男女比率はほぼ半々だが、結婚や出産を機に退職する女性が多いという。

2月末時点で約7万3千人いる正社員のうち、現在は4割が女性。

 

岡田元也社長は

「働きやすい環境を整えて女性の能力をさらに活用し、組織をより強くする」

と狙いを説明する。

 

セブン&アイHDではセブン―イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂など主要6社の役員のうち女性が2割強を占めている。

女性の視点での店づくりや品ぞろえを強化するため登用を増やす方針。

高島屋は正社員の男女比率が半々。

係長以上の管理職では女性の比率が25%と、この10年で9ポイント強上昇している。

 

厚生労働省の11年度の雇用均等基本調査では、係長相当職以上の管理職での女性の比率は8.7%だった。

 

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女性の社会進出に伴って、今もなお女性の活用をすすめている企業が多いようです。

度々記事にもしておりますが、日本は女性の登用に対して、非常に消極的な国。

世界的に見ても、幹部役員でもかなり少ないのですよね。

 

労働力が減少している日本にとっても、女性の活用と言うのは欠かせなく、今後も増えていくと思われます。

女性を活用すると言うことは、グローバルへの対応、アイデアの抽出、労働力の確保などなど、様々な思惑があるかと思います。

今後も広がっていくのでしょうね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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