「マルチ・ナショナル・マインド」…グローバル企業に対しては、”日本人である”という優位性は崩れている

人事ニュース

 

パキスタン人をサウジアラビアヘ、ミャンマー人をカタールへ…。

グローバル企業にとっては、決して珍しい話ではありません。

主戦場が海外という企業にとっては、現地に精通している人材を採用する事が多いのではないでしょうか。

 

 5月26日…日経産業新聞:パキスタン人、サウジで指揮

 

「マルチ・マショナル・マインド(国籍にこだわらない力)」

現場経験を豊富に積み、複雑な工程管理や労務を取りまとめられる実力があれば、日本人である必要はない。

そのように考えるグローバル企業が多いのではないでしょうか。

 

通常、日本人である事が大きな優位性です。

それは、今でも変わらないと思います。

しかし、海外展開を進めていく企業にとっては、もはや日本人である事は優位性ではなくなってきています。

 

それは、就職活動にもその流れは来ています。

中国などで新卒採用を行っている企業もありますが、日本語が話せれば日本人なければならない理由はない…という認識が広がっています。

むしろ、日本語が話せる外国人は現地への進出にも大いに戦力になる為、重宝されていますよね。

 

ミャンマー人は、英語が比較的堪能である方が多いです。

英国植民地だった事も影響があるのでしょうか。

御国柄というか、元々英語に触れる機会が多かった国は、やはりグローバル目線であると強いですよね。

 

先日の記事には、第2外国語が復権している…という内容でした。

今回は、実力があれば日本人である必要がない…という記事。

日本においてもグローバル意識と言うのは、高まる一方ですね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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