年間売上2万円のお客様から伝わってくる大切な想い…適性検査の先にあるのはヒトの人生:人事目線での現場のリアル

九州にある、不動産業を営んでいる弊社のお客様。

売上で言ってしまうと「年間2万円」ですが、忘れてはならない「大切な想い」をいつも思い返させてくれる大好きなお客様のうちの1社です。

 

弊社は、適性検査を人事担当者様や中小企業の代表にご紹介し、様々な形で採用のお手伝いをしている会社です。

また、業界初である「適性検査の結果指標をスタッフが読み込むサービス」も行っています。

機械的に抽出された解説以外に、別途word2枚程の解説を加えているのです。

そこには、採用のオススメ度合いなどもお伝えしています。

つまり、「お会いした事もない受験者」の方に対し、合否判定のようなものをしているのです。

 

適性検査と言うのは、ともすれば流れ作業のような形になってしまいます。

回答用紙を頂戴し、システムに入力する。

そして抽出された結果を、お客様にお渡しする。

この作業自体は、アルバイトでもできるので、そこには「想い」は何も含まれておりません。

完全なる流れ作業なのです…。

 

適性検査の結果指標を読み込むサービスを行っているとは言え、見ているものはデータです。

データには体温が存在しませんので、厳しい言葉もはっきりとお伝えしております。

ここで忘れがちなのでが、「想い」なのですよね。

 

上記のお客様は、解説付きのサービスをご利用頂いております。

年間売上2万円と言いましたが、人数にすると4名ほどです。

その1人ひとりに対し、家庭環境や現在の状況など、事細かに教えてくれます。

履歴書も自主的に送って頂き、まさに一人ひとり丁寧に、大切に採用しているのです。

 

本当に温かく、素敵な会社なのですよね。

 

適性検査の結果指標はデータであり、紙にすぎません。

しかし、適性検査の先にあるのはヒトの人生なのです。

ひいては、受験者ご本人だけではなく、ご家族の人生もかかっているのです。

適性検査の業務は流れ作業になりがちですが、忘れてはならない大切な想いなのです。

それを、九州で不動産業を営んでいるお客様は、改めて胸に刻ませて下さいます。

 

自分は勿論の事ですが、従業員に対しても、常にとの事は伝えていきたいですね。

人事というと軽視されがちですが、ヒトの人生を背負っている仕事とも言えます。

そのことを念頭に、これからも仕事を頑張っていきたいと思います。

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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