「希望する人材の応募ない」49%-日商、中小の採用活動調査

人事ニュース

10月10日 日刊工業新聞Newsウェーブ21からの抜粋+一部編集です。

 

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「希望する人材の応募ない」49%-日商、中小の採用活動調査

 

 

日本商工会議所がまとめた中小企業の「人材採用活動の現状」調査によると、49・6%もの事業所が「希望する能力、人材の応募がない」と回答した。

雇用のミスマッチを解消するためには、中小企業自らの経営改善努力とともに、求職者の能力のレベルアップが必要になっている。

 

調査対象事業所に「希望する人材の採用ができない理由」を問うたところ、約半数の49・6%が

「自社が希望する能力・技術等を持つ人材の応募がないため」

とした。

 

次いで

「希望する年齢層の応募がない」が25・3%、

「希望する待遇を提供できないため」が24・3%

などの順だった。

 

中小企業からは、

「優秀な技術者は大手に流れ、中小企業での採用は難しく、人手不足が続いている」

(静岡市の油空圧関連機器製造業者)、

「技術者の高齢化が進み、若い人材が必要だが、技術職の応募が少ない。

応募があっても基本から指導する人材が不足し思うようにならない」

(姫路市の鉄工所)

などといった声が上がっている。

 

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中小企業の人材不足というのは、常に内在している問題ですよね。

企業側も、魅力的な企業として経営努力が問われ、そしてアピールも必要。

そして、求職者自身も、スキルアップに努める必要がある。

 

この「ミスマッチ」というのは、中々改善されないものですね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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