大和証券。人事評価に世界基準-日欧米アで交流促進

人事制度

8月28日 日刊工業新聞Newsウェーブ21からの抜粋+一部編集です。

 

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大和証、人事評価に世界基準-日欧米アで交流促進

 

 

大和証券はグローバル戦略の強化に向けて、欧州、米国、アジア、日本の各拠点の人事評価基準を統一する。

すでに準備に着手しており、早ければ年内にも素案をまとめる見通しだ。

これまで拠点ごとにバラバラだった評価基準を標準化することで、拠点間の人事交流を活発にする。

 

また海外拠点から経営幹部を起用する際の客観的な指標として活用する方針だ。

複数の地域に精通した人材を数多く輩出し、強固なグローバル体制の構築を目指す。

 

人事評価基準を統一化するのは、世界のさまざまな地域で活躍できるグローバル人材を育成する一環。

これまで拠点ごとに人材を評価する尺度がバラバラだったことで、拠点間の人事交流が十分に進まなかった課題を解消する。

 

現在、各拠点の評価基準のすり合わせ作業に着手しており、可能な限り、迅速にたたき台を策定する。

 

各拠点はいずれもその国の文化や商習慣などに違いがあり、評価基準の標準化に向けては難しい調整も迫られそうだが、遅くとも2年後にはまとめる方針だ。

グローバル人材の育成をめぐり大和証券は、早くから英米圏の専門職学位であるMBA(経営学修士)の取得を後押しする留学制度を創設している。

同制度による支援を受けてMBAを取得した社員が帰国後、現場で活躍する事例が目立つという。

 

また海外拠点のトップになりうる資質があると判断された若手人材には、キャリアを積ませることを狙いに積極的に海外に出向させる方針を採用している。

今回の人事評価基準の統一と併せて、グローバル展開の推進力を強化し、世界で戦える体制構築を加速させる。

 

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グローバル化の影響により、人事制度を統一する動きが増えつつあります。

人事制度を世界的に統一する事により、全世界の社員を同じ指標で評価する事ができるという事。

つまりは、昇給・転勤ベースが日本国内にとどまらず、グループ内企業全体で行う事に繋がるという事。

実力がある方にとってはチャンスでしょうね。

 

グローバル的に人事制度を統一する動きは、今後も広がっていきそうですね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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