「トライアル雇用奨励金」・・・フリーターらを試験的に採用する企業を補助する 厚生労働省

人事ニュース

4月11日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。

 

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フリーター試験雇用への奨励金、民間紹介も対象に、厚生労働省

 

 

厚生労働省はフリーターらを試験的に採用する企業を補助する「トライアル雇用奨励金」の助成対象を広げる。

いまは対象をハローワークの紹介を受けた労働者だけに限っているが、民間の職業紹介事業者を介した場合も奨励金を使えるようにする。

職業経験が少なく、技能に乏しい若年労働者の就職機会の拡大につなげる。

 

奨励金は働いた経験がないニートや長期に雇用されたことがないフリーターが主な対象。

企業は労働者と原則3カ月間の有期契約を結び、職業訓練をしながら能力や適性を見極める。

その間、労働者1人あたり月4万円の奨励金を企業は受け取れる。

 

奨励金の対象を拡大するのは、政府の産業競争力会議の民間議員が職業紹介事業への民間活用を求めている背景がある。

民間の人材ビジネス企業が持つ情報やネットワークを活用することで、求職者と求人企業の出合いの機会を拡大する。

厚労省は不正防止策を検討したうえで、来年度にも実施する方針だ。

 

企業側が試行期間が終わったあとも引き続き雇いたい場合、無期の雇用契約を結び直す。

職業能力が雇う水準に達していないと判断されれば3カ月で契約は終わるが、2011年度には約8割の利用者が常用雇用に移行した実績がある。

 

産業競争力会議はハローワークの機能の地方自治体への移管や、求人情報の民間開放も求めている。

厚労省は地方移管には「地域を横断した求人情報が共有しにくくなる」と否定的な立場だ。

 

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雇用の流動化を推奨する一方、やはりフリーターの数が増えすぎるのも問題ですよね。

 

20代・・・特に前半は、社会人として基礎的な能力を身につけるのに非常に重要な期間と言えます。

そのような時期は、やはり正社員として社会にもまれるほうが、良いかと思います。

 

もちろん、正社員になることが全てではありません。

ノワドワークが広がっているということもあり、働き方の多様化が進んでおります。

 

ひとつ言えることは、どのような状況になったとしても、自分の力で生きていく力を身につけるということですよね。

大企業であれば安泰という時代は終わりを告げました。

自分の人生を楽しむためにも、「仕事」への取り組みは非常に重要です。

 

フリーターでも良いかとは思いますが、その場合はしっかりとした目的がある・・・という条件があってこそだと思います。

人は弱い生き物ですし、やはり環境に影響されやすいですしね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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