適性検査⑬:まとめ 適性検査って結局どうなの?

人事適性検査

 

適性検査に関して、色々とご紹介していきたいと思います。

ニッチな商品・業界だからこそ、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

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【適性検査に関して】

① 適性検査はお客様アンケートと同じ

② 適性検査の選び方、目的に応じた使い分けを

③ スポーツ業界から学ぶ適性検査の必要性、スカウティングの重要性

④ 使いこなせていない適性検査、導入するだけでは弱い

⑤ 業界初のサービス【適性検査+フィードバック】

⑥ 適性検査の死角、限界

⑦ IT化が進んで効率化されても、採用の本質的な部分は変わらない

  ~人間は感情・理性のある「ナマモノ」であり、機械ではない~

⑧ 適性検査を売っている営業も、実は使いこなせていないし理解していない

⑨ 適性検査の価格

⑩ 人材派遣・人材紹介ビジネスの矛盾、マッチングは興味無し、知識も無し

⑪ 採用時における適性検査の導入事例

⑫ 組織分析における適性検査の導入事例

⑬ まとめ:適性検査って結局どうなの?

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【⑬ まとめ:適性検査って結局どうなの?】

 

これまで、12回にわたって適性検査に関するblogを書いてきました。

適性検査の事を少しでもご理解頂けたら幸いです。

 

何事もそうですが、結局ツールというのは使いようなのだと思います。

それは、適性検査も同じ。

導入するだけでは、適性検査のポテンシャルを最大限に引き出しているとは言えません。

 

簡単に結論を申し上げれば、

 

「しっかりと導入する目的を定め、それに合う適性検査を導入し、最大限に活用する」

 

これに尽きると思います。

 

実際、RAYEREDが推奨している適性検査やフィードバックサービスであっても、全ての企業に受け入れられるとは思っておりません。

企業によって経営理念や採用戦略は異なってきますし、予算もあります。

 

「ヒトが重要であると考え、一人ひとりとしっかり向き合った採用活動をしていきたい」

「ミスマッチを減らし、自社にマッチした優秀な人材を採用したい」

「適性検査をただの適性検査と思わず、現場の声、受検者の貴重な情報であると認識している」

「採用活動は、企業にとって非常に重要なプロジェクトである」

 

という事でなければ、RAYEREDの適性検査はオススメできないでしょう。

流れ作業的な採用活動を行っている企業様では、RAYEREDが突き詰めている理念とはマッチしません。

その場合は、お互いに不幸になってしまうでしょう。

 

組織分析も、採用戦略と同様、非常に重要な事だと思っています。

無駄な事のように思えますが、 実はとても大事な事なんです。

 

以前のblogにも載せましたが、

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」

孫子の兵法で、特に教訓においている言葉です。

 

何をするのでも、やはり情報は非常に重要です。

ビジネスにおける失敗と言うのは、お金の損失を意味します。

しかし、戦争における失敗は、死を意味するわけです。

やり直しはききません。

 

赤壁の戦いで、孫権軍が曹操軍を打ち負かしたように。

桶狭間の戦いで、織田信長軍が今川義元軍を打ち破ったように。

まさに情報戦。

自陣の戦力、相手の戦力、地形、天候…。

様々な情報を収集してから、戦略・戦術を構築していくわけです。

 

相手の事を知る、様々な情報を収集するというのは、勝利する為には必要な事なのです。

日本では比較的情報は軽視されますが、実は非常に重要なファクターなのですよね。

 

世の中の動きを把握する必要がある。

と同時に、自社の状況も理解しておく必要がある。

組織が肥大化すればするほど、現場は見えなくなってくる。

色々な状況を踏まえ、戦略・戦術を練っていく。

 

組織分析と聞くと、一見軽視しがちですが、とても重要な事なのですよね。

 

たかが適性検査。

されど適性検査。

受検者の情報、組織分析の情報というのは、お客様アンケートと同じ。

まさに宝の山であり、深く読み解く必要があるものなのです。

その情報は、人事戦略・採用戦略のみならず、経営戦略にも大いに役立ってくれる事でしょう。

 

適性検査における重要性が、少しでも伝わればと思います。

RAYEREDは、これからも人事のプロフェッショナルとして、突き進んでまいります。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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