スウェーデンに学ぶ女性の活用術…専業主婦率2%の理由

人事ニュース

労働力の確保の一環として、女性の社会進出が進んでいますよね。

女性の活用先進国として、スウェーデンが挙げられます。

 

 ※6月21日 日本経済新聞 専業主婦率2%の理由、スウェーデン 就労と育児先進国

 

ここで注目したいのは、「専業主婦率」「平均就業率」「出生率」です。

 

 ◇スウェーデン:専業主婦率   2%、女性の平均就業率 88%、出生率 1.89

 ◇  日 本    :専業主婦率 38%、女性の平均就業率 72%、出生率 1.43

 

印象としては、女性が社会に進出すると、出生率が減るような気がします。

しかし、スウェーデンのデータを見る限りでは、逆の結果が出ております。

女性が社会進出すると、出生率が増えているのですよね。

勿論、そっくりそのまま日本に当て込める事はできませんが、参考にはなると思います。

 

育児休暇取得率も、スウェーデンは飛びぬけて良いです。

これはある意味、日本が目指すべき形なのかもしれません。

 

最近の傾向としては、残業を減らそうという動きになっています。

ホワイカトカラーエグゼンプションのような、実務に応じた報酬を支払う。

もしくは、残業をなくす為に、伊藤忠商事のように朝勤務するように制度を固める。

だらだらと勤務するのではなく、集中して取り組めるような制度にする事で、効率を上げようとしています。

 

スウェーデン社会を知る事で、日本の将来が見えてくるかもしれません。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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