就職活動は大学4年生から、政府、経済界に繰り下げ格言へ

人事ニュース

3月15日 日経速ニュースからの抜粋+一部編集です。

 

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就活は大学4年から 政府、経済界に繰り下げ提言へ

 

政府は企業による大学生の採用活動の解禁時期を遅らせ、大学4年生の4月にするよう経済界に検討を促す方針を固めた。

現在の大学3年生の12月解禁から4カ月後ろ倒しを要請する。

学生が学業に専念する期間が延びるほか、海外で学ぶ留学生の就職活動の幅が広がる。

2015年春卒業予定の学生の就職活動からの適用を目指す。

 

政府は15日に首相官邸で開く「若者・女性活躍推進フォーラム」で協議する。

会社説明会など採用活動の開始時期を大学4年生の4月、内々定を出す選考活動を8月ごろにすべきだとする提言をまとめる。

経済界には甘利明経済財政・再生相が働きかける方向だ。

 

学生にとっては3年生の間は学業に専念でき、3年生の冬休みをインターンシップにも充てられる。

 

欧米への留学生は4年生の6月以降に帰国するのが一般的で、内々定が8月なら就職活動に乗り遅れる不安から留学をあきらめる学生を減らすことにもつながる。

ただ経済界は反発しそうだ。

経団連は11年3月に倫理憲章を改定し解禁時期を3年生の10月から12月にした。

 

さらに遅らせれば憲章に加わらない外資系などに優秀な学生を囲い込まれる懸念が強まり、離脱企業が出て憲章が形骸化しかねない。

中小企業の採用活動は大手の内々定が一服する夏前に始めるケースが多い。

大手の内々定が遅れれば中小の採用開始がずれ込み採用活動が一段と制約される恐れがある。

 

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大学生の就職活動を4月からにしようとする動きがあるようです。

現時点でも、就職活動が繰り下げになっておりますよね。

 

繰り下げになった時期をさらに遅らせる。

 

今後も、就職活動関係の動きには注目ですね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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