世帯収入、共働きで維持、妻の収入、昨年最高に、働く女性増加

人事ニュース

2月20日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。-

 

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世帯収入、共働きで維持、妻の収入、昨年最高に、働く女性増加

 

 

世帯の収入を共働きで維持しようとする傾向が一段と鮮明になってきた。

総務省が19日発表した2012年の家計調査によると、2人以上の世帯の平均実収入(月額)は51万8506円と物価変動の影響を除いた実質で前年比1・6%増えた。

女性の社会進出が進んでいるうえ、生活を支えるためにパートを始める人が増え、女性配偶者の収入が過去最高となった。

 

2人以上のすべての世帯のうち、収入を把握できる勤労者世帯を調べた。

世帯主の収入は0・2%増にとどまったが、女性配偶者の収入が5万9177円と11%増え、記録が残る1963年以降で最高となった。

 

背景には労働市場で女性の存在感が高まっていることがある。

総務省が同日発表した12年の労働力調査の詳細集計によると、女性の雇用者(役員除く)は前年比9万人増の2288万人で、過去最高となった。

特に医療・福祉の分野での就業が進み、正規・非正規社員ともに増加した。

 

一方の男性は合計2865万人と20万人減った。

正規・非正規ともに前年の水準を下回った。

 

労働市場に参加していない「非労働力人口」をみると、男性は前年と比べ27万人増えたが、女性は3万人減った。

定年や就職活動の断念で男性の労働が減ったかわりに、家計を支えるために働きに出る女性が増えたことがわかる。

 

ただ家計収入が伸びても、消費拡大の動きは鈍い。

2人以上世帯の消費支出は月間平均で28万6169円で、実質、名目ともに前年比1・1%増と、収入の伸び率1・6%を下回った。

家計の苦しさが続き、一時的な収入増加では財布のひもを緩めるのが難しい状況を映し出している。

 

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共働き世帯が増えているようですね。

女性の収入が過去最高…

それほど、働く女性が増えているという事でしょうか。

 

一面的に見れば、女性の社会進出が増えている…で終わってしまいます。

しかし、女性の社会進出が増えているという事は、様々な所で影響も出るということですよね。

環境が変われば、他の点でも環境が変わらねばなりません。

 

例えば、保育所や社内託児所の整備も進めるべきですよね。

外に出る機会が増えており、かつ働いている層が増えているという事は、その分食事や購入する者も変わってきているという事。

人の動きと言うのは、そのまま消費の変化に繋がりますよね。

 

グローバル時代でもありますが、外国人だけではありません。

女性の動きも、ビジネスの変化に直結するのだと思います。

 

人口動態の動きを読み、どのように自分の業界のビジネスにつなげていくのか。

それを見定める事が必要である「時代の変化」が、まさに今なのだと思います。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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