終身雇用「賛成」8割、若手、年功序列は過半反対、民間調査

人事ニュース

9月13日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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終身雇用「賛成」8割、若手、年功序列は過半反対、民間調査

 

 

採用支援のレジェンダ・コーポレーション(東京・新宿、藤波達雄社長)の調査によると、若手社員の8割が終身雇用に賛成しながら、年功序列には半数以上が反対した。

長期雇用を望みつつも、入社年次や年齢によらない評価を求める若手が多いようだ。

 

調査は7月6日から7月17日にかけて、同社のウェブサイト上で社会人1~3年目の4707人を対象に実施。

869人から回答を得た。

 

終身雇用について明確に「賛成」と答えた人は23・7%で、「どちらかといえば賛成」(60・4%)とあわせて84・1%が前向きだった。

その半面、年功序列の賛否を問うと、「どちらかといえば反対」が45・7%で、「反対」は8・4%となり、5割強が否定的だった。

成果や能力によらない定期昇給については賛成意見が72・1%を占めた。

 

調査に協力した産業能率大学の横井真人教授は

「いいとこ取りを狙う若年層の抜け目なさが見え隠れする」

と指摘している。

 

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終身雇用には賛成、年功序列には反対…。

これも、今の世相を表現しているのでしょうか。

 

別のデータでは、20代の起業人数が減少傾向であり、60代の起業人数が増えているというのも、興味深いデータです。

世の中の流れもあり、結果的に会社に依存する生き方を選択する方が多いという事でしょうか。

 

つい先日、Rich Dad、Poor Dadの著者、ロバート・キヨサキさんが破産したという記事がありました。

日本語版の金持ち父さん・貧乏父さんはベストセラーであり、数多くの方に読まれたと聞きます。

それを見て、やはりどんな人物でもどんな企業でも「絶対安定」というのはないんだなぁと、改めて思いました。

 

企業人として務めるも、経営者として務めるも、はたまた個人事業として働くも。

結局は自己責任であり、どれもハッピーになる可能性もあれば、どれもアンハッピーになる可能性もある。

最終的には、自分の力しかないという事ですよね。

 

人生の生き方に、正解と言うのはないのでしょうね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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