最低賃金上げ、10円台に、低所得層に配慮
6月19日 日本経済新聞
【最低賃金上げ、10円台に、低所得層に配慮】
厚生労働省は、最低賃金(現在は自給749円)の引き上げを経済界に要請する。
最低賃金が上がる傾向のようです。
安倍政権の「アベノミクス」は、富裕層向けの政策であるとも言われていますし、このような動きがあるのも不思議ではないように思います。
最低賃金を上げれば、非正規の方々の所得が増え、全体的に消費意欲が高まる事も期待できそうです。
とは言え、企業に取っては「人件費増加」という課題が出てきます。
賃金は、上げるのは簡単ですが、下げるのが非常に難しいといわれているもの。
一度あげてしまえば、再び下げる事は困難を極めます。
経営者側からすれば、最低賃金が上がる代わりに別の対策を取る事を考えるもの。
正社員の比率をさらに減らし、非正規社員、もしくは最近よく記事に出る「限定正社員」も増えそうです。
最低賃金と同じくして議論されるのが、生活保護に関して。
8月には生活保護費が下げられるなんて話もありますが、どうなのでしょうか。
少なくとも、最低賃金よりも生活保護費の方が高い…という逆転現象の解消はして頂きたいものです。