転職で収入増3割どまり、高年齢ほど厳しく、昨年、総務省まとめ

人事ニュース

2月23日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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転職で収入増3割どまり、高年齢ほど厳しく、昨年、総務省まとめ

 

総務省がまとめた2012年の労働力調査によると、転職者のうち収入が増えた人は全体の31・6%にとどまった。

前年より1・2ポイント上昇したが、収入が減った人(40・1%)を下回る。

特に中高年で収入が減りやすい。

年齢を重ねるほど有利な転職先を見つけにくくなる労働市場の硬直性の一端が垣間見える。

 

正社員やパートなど雇用形態にかかわらず、就業者のうち過去1年に離職した285万人を調査した。

 

年齢別にみると、

15~24歳では収入増が44・2%だが、

25~34歳、30%台、

35~44歳、30%台、

45~54歳、29・3%、

55歳以上、12・8%、

だった。

 

男女別では男性全体で収入増が27・9%。

女性全体では35・0%で、45歳以上の層で男女の差が目立った。

男性は勤続年数の長い正社員からの転職で収入が減るケースが多いためだ。

 

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転職をして成功する人の割合の方が、失敗するよりも低いという事ですよね。

ステップアップをうたった転職支援の話もありますが、実際には失敗するケースの方が多いのですよね。

 

慣れ親しんだ環境を投げ出し、また一から自分の周囲の環境を形成していく。

それはなかなか度胸と勇気が必要になりますよね。

慣れている人であれば、問題ないのですが。

 

基本的に、今の会社が嫌だから転職をする…と言う方は、あまりうまくいかないケースが多いようです。

それは、どの会社においても問題・課題と言うのはあります。

 

・自分自身がどう努力しても無理である

・自分の目指すべき方向性とは違っている

 

と言う理由など、自分がどうあがいても改善できる見込みがないのであれば、するべきであるとは思いますが。

苦しみすぎて心が折れてしまうのであれば、転職した方が良いですよね。

 

ただし、

「転職をすれば全てが自分の思い通りになり、必ずステップアップにつながる」

そのような事は基本的にはありえない…という事は言えるかと思います。

 

私は人材派遣、人材紹介、そのどちらにも携わってきましたが、共通して言える事ですね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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